music

烏合(2023.7.1)

music&lyrics: OSTER project
vocal: バーチャルたぬき ぶんぶく
guitar: シンナイコウジ
bass: 千明大介
drums: そらみ
strings: TOXI
illustration: せきはら
movie: Palf


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歌詞

ちっぽけな自分を満たす為なら
世界は小さな箱の中だけで良かった
色褪せた特別という言葉さえ
呪いになっても手放せないまま

よくできました
頭を撫でられて喜んだ
それだけのこと
相対評価 隣よりも
ちょっと出来が良かっただけ
類い稀なき
数十年に一人の逸材
世界の広ささえも知らない
大人達の無責任な品評

掃いて捨てるほどの才能の中
取るに足らない色は濁っていくだけ
埃被った賛辞で心燃やして
ギラついた目で居場所探した

自尊心 虚栄心 焼き尽くし余りある
こじ開けられた世界の眩しさが
劣等感 焦燥感 煽り立てて突きつける
結論は何者でもない僕に
世界は興味がない


まやかしでも無邪気に思い上がれていた
あの頃の方が幸せなんて
口にするほど"今"が朽ち果てていく

頑張らなくてもいい理由探して
立ち止まった分だけ取り残されて
優しいだけの言葉に甘えたとして
満たせるのは一瞬の渇き
小さなグラスに溢れたプライド
音を立て滴る日々よ

金輪際もう一切満たされることはない
まるで底の抜けたバケツみたいだ
喪失感 充実感 何を以って決まるのか
分からないまま過ぎゆく時間が
侵食する心の肌

努力に基づく未来
その途中に立つ数多の墓標を横目に
まだ歩き続けるのか
明日さえ見えないまま


愛するより愛されてみたかった
多分そんな単純なことだと
認める勇気さえなかった僕に
答えなど見つけられない

焦燥も本能の創造する感情ならば
この苦しみにはどんな意味があるのでしょうか
特別は特別じゃ無くなってもまだ
腹の底蠢いて
金輪際もう一切満たされることのない
こじ開けられた眩し過ぎる世界で
劣等感 焦燥感 手懐けても暴れ出す
平凡で何者でもない僕に
世界は微笑まない




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